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2002年9月15日、私の契約しているプロバイダー、sannetからのメールで、東京電話のアクセスポイントを10月15日で閉鎖するとの通知が来た。
東京電話のアクセスポイントというのは、全国共通番号でアクセスすることにより、市内電話料金でかけられるアクセスポイントのことだ。そのために私は昨年の10月に、わざわざマイラインで東京電話を登録したのだった。ところがその番号への千葉および栃木県からの接続施設が廃止されて、私の家からは使えなくなるということだ。
はじめはこの通知の重要性を理解できなかったが、要するに、10月15日以後は私の家からは千葉市のアクセスポイントにアクセスしないといけない。これは市外電話になるので、それまでの3分8.4円から3分20円くらいになる。なんと、通信費が2.5倍ぢゃあないか！
これはまずい。どこか市内料金でアクセスできるプロバイダーに変更するか。
しかし、今さらホームページのURLやメールアドレスを変更するのは面倒だ。ほかのプロバイダーに加入して、sannetのホームページやメールも有効にするとなると、最低料金のコースでも月800円の「短時間コース」になる。これに他のプロバイダーの料金、たとえばNiftyはデイタイムコースで1200、無制限コースで2,000円だ。これまでのコース、1,200円よりも最低800円は高くなる。
あせって抗議のメールを出したけれど、閉鎖の決定が覆るはずもなく、しかも当然のことながら、短時間コースを値下げするなんて予定はないという。sannetからのメールには、「NTT東日本のINSエリアプラスを利用すると、千葉市へも市内料金でかけられる」と、ご丁寧なアドバイスが添えられていた。
そうだ、そういえば東京電話にする前はINSエリアプラスで千葉にアクセスしていたんだっけ。しかし、ISNエリアプラスは200円の付加料金がかかる。その上、市内も市外も東京電話にマイラインしてるから、それを変更しないといけない。アー、面倒くせーなー。
いろいろ調べるうちにＩNSには「INSタイムプラス」といって、200円払うと市内電話が昼間で5分8.5円、深夜なら7分8.5円になるサービスがあることがわかった。それから、ｉアイ・プラスとかいって、たとえばiアイプラス1200なら月1200円払って3,000円分までの通信ができるサービスがある。そー言えばこのiアイプラスって、一時話題になったなー（もう遠い昔のことのようだ）。
どの道マイラインをNTTに切り替えるとしたら、プロバイダーを変えればタイムプラスかアイプラスでもっと安くできるということだ。その場合、果たしてタイムプラスとアイプランのどっちが得か？東京電話にしてからの過去14ヶ月のアクセス時間を調べたところ、月平均20時間前後。これは3分8.5円換算で3,400円分で、これだけ見ると、iアイプラン1200がお得な感じだ。しかし月別に見ていくと、私の場合、使う月は50時間以上も使っていたり、使わない付きは時間くらいのときもある。過去14ヶ月のアクセス時間をそれぞれのプランを利用したとして計算し、14か月分の合計を出してみたところ、タイムプラスがもっともお得、という結果になった。これは、iアイプランの場合、たとえば3,000円分を超えた通信料は、仮にタイムプラスを合わせて契約していても、通常の市内料金になる。このため、3,000円分まで1200円になるよりも、全体として4割近くなるタイムプラスのほうがお得なのだ。もっともアクセス時間というのはアクセス回数に関係する。メールチェックというちょっとしかアクセスしないのも3分で換算しているわけだから、これがたとえ5分まで同じ料金になっても、1回のメールチェックが安くなるわけじゃあない。
あ、これを読んでいる皆さんは、「今さらＩＮＳじゃあねーだろ。なんでADSLにしないんだ」と思うかもしれませんね。実は私の住んでいる蓮沼村は、NTTをはじめとして、各種ADSLサービスのどれひとつとしてサービス地域になっていない。フレッツISDNでさえ、去年、マイラインを検討したときにはまだ対応していなかった。この春ごろからようやく対応したらしい。
そもそも電話局は隣の隣の東金市にある電話局なのだが、これが直線距離でも10数キロある。12M ADSLとかいって、距離が7キロくらいに増えたところで、途中に増幅設備でも設けない限り到底届かないのだ。
とにかく、マイラインが東京電話のままだと、タイムプラスもアイプラスもエリアプラスも契約できない。市内と県内市外はNTT東にするとして、県外市外と国際電話はどうするか。これは結局フュージョンコミュニケーションズにした。フュージョンのWebページにアクセスして申し込み、数日後に送られてきたマイライン登録用の書類に、市内と県内市外をNTT東日本にして投函した。
さて問題はプロバイダーである。実は私はパソコン通信のNIFTY-Serveの頃からのIDを持っている。一時はPC-VAN（現BIGLOBE）も持っていたが、こっちはとっくに解約した。NIFTY-Serveは完全従量制コースという、使わない限りは月々200円の基本料金ぽっきりというコースにして眠らせていたのである。で、いろいろ@NiftyのWebページを見ていたら、旧ニフティサーブのユーザーが@Niftyに変更するにはまず料金コースを変更しないといけないらしい。しかし料金コースの変更は毎月20日までに申し込んで翌月から変更になる。私がいろいろ動き始めたのは20日過ぎで、今からだと11月からの変更になる。それじゃあ10月15日のsannetアクセスポイント廃止に間に合わない。いろいろ調べてみたら、なんと新規にNiftyに加入すると、加入した月は無料になるという。私は迷わず今までのIDを解約し、新規にNiftyに申し込んだのであった。
つうわけで、今はNiftyとSannetの２つのプロバイダーに入ってる状態。
このままSannetを続けておいて、Niftyはアクセスだけに使うという手もあるけど、２つも払うの馬鹿らしいしなあ。それにNiftyのホームページは掲示板とかいろいろ出来るみたい。CGIも可能。ま、CGIまでやるかどうかはわからないけど、掲示板はパスワードをかけることもできるみたいで、仕事関係の連絡などに使えるかも。
というわけで、引越しをしようと考えて、今いろいろ、Webのページを直したりしている。実際の引越はいつになるやら……。まあ、今年いっぱいには引っ越したいと思っているけれど……。
ところで、前回sannetへの引越のときは、カウンタを一定値でリセットするという方法もあったが、これは使えるんだろうか？